ウレタンスポンジで宇宙人人形を作る(成形) 2
前回の宇宙人はプラスの作業で作りましたが、時間がかかったので次はマイナスの作業を意識して作ってみます。
前に使った型紙に手足を付けます。ここから丸みを出していくので、仕上がりよりかは幅を若干大きめにしました。
今回は芯を入れずに、頭のパーツ、この型紙で切りだしたパーツ(胴体と手足がくっついた状態)の大きな2パーツに、首、足先を後付けしたいと思います。
ウレタンスポンジの厚みは今回も15mmと5mmです(家にそれしかない)
頭は今回は15mm4枚からスタート。
胴体は15mm2枚に、肘先、膝先を省いたものを1枚重ねます。
後ろはお尻部分だけ付け加えます。プリケツ上手くできますように。
角を落としていって、とりあえず首を付けました。
足先も付けました。
ここからカッターでどんどん形を整えて、ボンドで形をなじませていきます。
成形している時の途中過程を全く写真に撮っていませんでした。
おおまかな形はできてきました。
足のむっちりとした感じと足首の流れはいい感じですが、むにむにした痕跡(境目の段差)が目立ちます。
5mmを左右の胸、お腹に分けて貼り付けてみます。
? 何か変なことになったような。
1枚で大きく貼ったほうが良かったのか。胸の段差が無くなったら嫌だなと思って分けたのですが。
背中は1枚にしました。
お尻の割れ目は切り目を入れました。
肩甲骨の段差や、背骨のくぼみも、ちゃんと出ました。
- 両面に薄塗り2回
- 段差を出したいなら、少し伸ばすように意識する
- 高いところから貼り始める
この辺り、サンペルカも同様ですが、ウレタンスポンジも同じことが言えるような気がします。
鎖骨と首筋を切り目を入れておさえてみました。
指の切り目を入れて、手足に指を作りました。
お尻の段差をもっとなだらかにしたくて追加で付けてみましたが、やっぱりボコってなります。
ただ、貼り方を左右で変えてみました。
左:ぺたっと貼った
右:少し伸ばしながら貼った
膨らみが右のほうがなじんでいいですね。
頭も前後に分けて貼りました。
頬をぐっとおさえてしまって、顎が小さく、頬がこけすぎてしまいました。
下の赤い線が透けて見えてありがたいです。
前後の張り合わせの部分が段差ができてしまっています。ずっと段差との闘いです。
段差を埋めてみます!
ちょっと引っ張りながら貼ってみます。
まだマシか・・・?
まあまだマシかという感じです。前よりかは。
顔のパーツを作っていきます。
口中、上下、鼻の切り込み。
ほうれい線も入れます。
潰します。
細かく調整します。
耳を作ります。
ちゃんと型紙を作りました。
絵に沿って切り目を入れます。
左耳はそのまま潰したもの。
右耳はへこむところは切り取って形を整えたもの。
後ろ側も今のうちに形を作っておき、ボンドで形を整えます。
写真では分かりにくいですが、形は違いはないけどスポンジの密度が違うので、硬さが違い、ここからの加工は右耳の方が柔らかいのでやりやすそうです。
顔に付けました。
全体はこんな感じになりました。
まだ不格好ですが、ここから一度ラテックスでの着色にかかってみようかと思います。
Gボンドで目止めしましたが、あれ?段差が目立った?
目止め後の背中。
おしりは目止めのボンドでさらになじんだようです。
前のと比べたら体のつくりは良くなりました。
時間も短縮できました。
そもそもこのサイズの人形を作るのに、ウレタンスポンジが適切なのか。
費用は1000円くらいでしょうか。ウレタンスポンジは安いのですが、ボンドの消費は割と多いです。でも安いです。
柔らかさはこれくらいほしかったので、他の素材で作るとしたら、粘土原型からの発泡ウレタンでの型どりでしょうか。
費用が倍か3倍くらいかかりそうですね。
その辺も詳しくないですし、発泡ウレタンの型どりをやったことがないので、いつかやりたいです。
それとの比較もしたいです。
ですが、もう少しウレタン造形を慣れることを優先してみようかなと思います。